類型の問題に始まり、出発点においては相似であるが、時の推移につれて両者は方向を異にし、前者の的(まと)は主として吉凶禍福、運命の消長、子孫の栄枯などに向かって絞られ、より運命的であるのに対し、後者のそれは人の性格、気質、才能に向けられている。
観相の実際において、まず問題は「形質による分類」ということである。
これには諸説があり、十字面法、二十面法、五行相法などが伝えられているが、現在は、(1)栄養質(丸型)
(2)筋骨質(四角型)
(3)心性質(逆三角型)の3種基本型に人の顔を分類するのが一般的である。
(1)は肉づきがよく柔和な感じ。性格は円満快活、細かいことにこだわらず人当たりも よい。欠点は決断力に欠け、飽きやすい。
(2)は顔、体つきともに筋肉がしまり、闘士型。積極的で行動力に優れ、実直で粘り強 い。負けず嫌いで、頑固なところから対人関係に難がある。
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(3)は頭部が発達し、頬(ほお)がこけ頤(あご)がとがっている。体も骨細で華奢(
きゃしゃ)、知的で思考力に優れ、神経もデリケートで美的感覚が発達している。学者、思想家、芸術家タイプで、社交性に欠けるのが欠点である。次は「顔面の区分」である。
(1)額の頂点から眉(まゆ)までが上停(じょうてい)
(2)眉の下から鼻までが中停
(3)鼻底から頤までが下停で、三停といい、これを天・地・人の三才に配することもある。